
AI時代にも無くならない仕事としていくつかの職業が注目されています。その一つに作業療法士があります。今回は作業療法士になるための手順について紹介します。
1. 作業療法士養成校への進学
作業療法士になるには、まず認定された大学、短期大学、または専門学校に進学し、作業療法士養成課程を修了する必要があります。通常、修了までに3年から4年かかります。
カリキュラムは座学や演習、医療機関での長期実習など様々あります。
ちなみに3年の過程が早いですが、その分スケジュールはタイトになっています。
2.国家試験の受験
養成校を卒業すると、作業療法士の資格が得られるわけではありません!卒業すると…
作業療法士国家試験の受験資格が得られます。この試験に合格しなければ、作業療法士として働くことはできません。
例年では2月の中旬から下旬ごろが試験となっています。ここに向けて全力で勉強します。
3. 国家資格の取得
国家試験に合格すると、作業療法士の資格が取得できます。これにより、作業療法士として正式に活動できるようになります。
自己採点により試験後には大体受かったかどうかは分かりますが、確定した通知は1ヶ月〜1ヶ月半くらいで届きます。
4.就職
国家試験の結果が出てから、就職先を探していては遅いので、最終学年の初めから就職活動をしていきます。
興味のある分野、病院、施設などなど、活躍する場所は様々です。自分に合った就職先を見つけるために何ヶ所か見学に行く事が大切です。
そして試験を受けて合否を待ちます。
国家試験前に内定を貰えますが、国家試験で合格出来なければ、内定取消しなんて事も度々あります。最後まで気を抜けません。
このプロセスを経ることで、作業療法士として患者さんの支援を行うことができるようになります。
AIに負けないのか?
作業療法士の仕事は、怪我や障がいを負った人と関わるため、その人それぞれに合わせたきめ細かい対応が必要になります。
そのため、AIに代わりは出来ないと言われています。
ただし、書類の作成や機械を使ったリハビリなどAIを使った業務に変わっていく可能性はあります。
これから高齢者も増えていく事は決まっているので、生き残れる作業療法士を目指していきたいですね。